連日熱戦が繰り広げられている平昌オリンピック。

一昨日はパシュート娘「金」

おめでとうございます!そして感動をありがとう!

いやー。ほんとにテレビ見てて泣きましたね。


「ありがと~!おめでと~!」って叫んでました(笑)


スピードスケートの団体パシュート!


実はわたしもあんまり知らなかったのですけど、テレビで菊地彩花選手の「怪我からの復活」と「五輪にかける思い」のような番組を偶然見てすごく心を打たれました。


パシュートのルール

パシュートは1チーム3人で編成、1試合2チームで400mのリンクを8周して、一番後ろにいる選手のタイムを競う競技です。

3人が縦に並び、後ろの選手は、前の選手の後ろにピタリとつくことで、空気抵抗を減らし体力を温存します。

その他にも1試合で3人の選手は最低1度は先頭を走行しないといけないというルールがあります。

なので、先頭を走る選手が試合中に何度も入れ替わります。

入れ替わるタイミングや、空気抵抗を受けないために一糸乱れぬ動きを出来るかがとても重要になってきます。

引用元:http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180222/pye1802220005-n1.html


団体パシュート女子 決勝

決勝の相手は「スピードスケート王国」のオランダ。

オランダって、スピードスケート女子の5種目のうち、小平南緒選手の500メートル以外で全部金とってるんですよ!

しかも、金銀銅、全てオランダ選手の種目もあったよね?(記憶違いならスミマセン)


まさに王国です。小平選手もオランダに武者修行に行ってたみたいですし、日本のパシュートのコーチもオランダの方ですし。


日本のパシュート選手は、

1000mで銅、1500mで銀の日本のエース「高木美帆」選手。

高木美帆選手のお姉ちゃんの「高木菜那」選手。

一番年下の「佐藤綾乃」選手。

そして桜の大好きな「菊地彩花」選手。

の4人。


準々決勝では、高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那の3人で隊列。
スタート時のミスでヒヤッとしましたが立て直して準決勝でカナダ戦。

カナダ戦では、高木美帆、菊地彩花、高木菜那の3人で隊列。
ここは余裕の決勝進出!


そして、決勝はやはりオランダ!!!

オランダの選手は「1週間あれば合わせられる」みたいなことを言っていました。

でも、日本選手は300日以上もずっと生活を共にしてきたんですよ!!

絶対に負けたくない!!!


それが結実しました!

ほんと、コンマ何秒で追い抜いたり、追い抜かれたりでドキドキですよ!

で、最後の1周?か2周くらいで追い抜いてゴール!


みんなのガッツポーズ!!


すげーーーーー!!!

桜ボロ泣き(笑)


菊地彩花選手は決勝には出ませんでしたけど、みんながゴールした瞬間にコーチと抱き合った時の涙の瞬間の映像がたまりませんでした。

これ書いて思い出したら、また涙出てきた(笑)


パシュートって、試合に出るのは3人なんだけど4人で戦ってるんですよね。
ナショナルチームメンバーで、残念ながら五輪に出れない人もいれたらもっといるんです。

みんなで戦ってる。


オランダの選手なんて、体格も違うし個々の能力なら叶わないですよ。

それでも金メダルをとれたのは、チームワークの力と日々の努力の結晶なんだと思います。

 

「パシュート娘」金メダルは絆の結晶 共同生活で築きあげた絆と技術が結実「かけてきた時間はどの国よりも長い」

一糸乱れぬ滑りが五輪の大舞台で輝いた。3人が隊列を組んで進むスピードスケート女子団体追い抜きで高木美帆(23)、佐藤綾乃(21)、高木菜那(25)、菊池彩花(30)の日本が決勝でオランダを破り、念願の金メダルをつかみとった。4位だった前回ソチ五輪から4年。所属チームの枠を超えた共同生活で築きあげた絆と技術が結実した。

 スピードスケートでメダル「0」と惨敗した前回ソチ五輪後に「ナショナルチーム」が活動を進める中で強化の柱の一つになったのが団体追い抜きだった。女子中長距離のエースに成長し今大会の個人種目で2つのメダルを獲得した高木美が長い距離を先頭で引っ張り、能力を最大限に生かす戦い方が日本の生命線だ。

 順風満帆だったわけではない。2015年5月、オランダからヨハン・デビット・コーチが来日した。東京都内で合宿中だった選手を前に「すべてにおいて百パーセントでないと駄目だ」と告げた。

 強国のコーチは食事はもちろん、起床、就寝時間を指示し、間食する選手を見つけると激怒した。生活と体作りが不可分であるとの意識を選手に厳しく植え付けた。練習は科学的なデータに基づいたもので、選手が肉体的な限界を訴えたときは、具体的な数値を示して気持ちを鼓舞した。

所属先の垣根を越え、年300日以上の合宿や遠征を重ねてきた日々が、選手たちをライバルであり、心を通わせる同志にさせた。しばしば激論も交わした。最年少の佐藤は高木美らのアドバイスで成長した。高木菜が「後輩にも、先輩にも『後ろで滑ってどうだった?』と聞き合える」という信頼関係を築き、今季は世界記録も塗り替えた。

 一時は中核を担っていた菊池は負傷と戦い大舞台にたどりついた。16年8月、練習中にスケートの刃で右脚の腱(けん)を切り、1シーズンを棒に振りながら復活したのは、待っている仲間がいたからだ。

 10年バンクーバー五輪で銀メダルに輝いたとき、顔ぶれは今大会女子500メートル金メダルの小平奈緒(相沢病院)のほか、穂積雅子、田畑真紀で固まっていた。今回は高木姉妹を軸に、準決勝で滑った菊池、決勝に出場した佐藤と、どちらが出場しても強さを発揮した。「自分たちがパシュート(団体追い抜き)にかけてきた時間はどの国よりも長い」-。高木美が力を込めた積み重ねで、大舞台で大輪の花を咲かせた。

引用元:http://www.sankei.com/pyeongchang2018/news/180221/pye1802210083-n1.html

 

リオ五輪のリレーで、日本チームが銀をとった時と重なりますけど、

まさに「三本の矢」ですよね。


毛利元就が三人の子に教えた結束の大切さです。

矢を3本束ねて、それぞれが折ろうとしても折れない。

でも、3人だと折れる。


結束、つまりチームワークの力を説いているわけです。


もちろん、羽生結弦選手、小平奈緒選手を始めこの平昌でメダルをとった選手たちにもたくさん感動をもらいました。

でも、わたしにとってはチームワークで勝利したこの金は本当に格別だと感じました。

日本らしいなって。


菊地彩花選手は、アキレス腱断裂という大けがを乗り越え、

高木菜那選手は、妹の高木美帆選手がすご過ぎるために色んな葛藤と戦ってきました。


ナショナルチームで同じように頑張ってきて、最終的に五輪代表には選出されなかった選手もいました。

それを背負ってきた4人が勝ち取った世界一。

 

引用元:http://www.sankei.com/pyeongchang2018/photos/180222/pye1802220067-p2.html


最高です!!


メダリストや、メダルを期待されている選手はやっぱり目立ってしまうけど、
日本代表として選出されたけど、結果が出せなかった選手や、惜しくも代表から漏れてしまった選手。

もちろん、それを支えているコーチや、選手、家族やライバル、色んな人がそれぞれの目標で努力してきたわけです。


そういう目でオリンピックを見てみると、本当に元気をたくさんもらえますよね。


スケールは100万分の1だけど「わたしも頑張らないと!」ってポジティブにもなりますし元気もモリモリ出る(笑)

2020年の東京五輪!

アスリートだけの大会ではありません。

わたしたち日本国民のチームワークで、世界中の人々が感動する過去最高のオリンピックにしたいですね!!!