日本食が世界中で見直されブームになっていますが、この理由のひとつに世界一の長寿国であるということがあります。
昔から魚、米、野菜、豆など栄養バランスの良い食生活を続けてきたことに起因するとも言われています。

また、女性の更年期障害が比較的軽かったり骨粗しょう症の発症率が低いとも言われています。

和食

 

大豆が女性の体によい理由

さて、日本人の健康を支えてきた食材のひとつに「大豆」があります。
バストアップを目指している方にはお馴染みの食材ですね♪

この大豆、実は「畑の肉」と呼ばれています。

なぜだかわかりますか?

それは、大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいるためです。

なんと、100g当り33gも含まれます。

しかも大豆たんぱく質は良質で消化吸収率も納豆で91%、豆腐で95%という効率の良い食材なのです。


たんぱく質はご存知のとおり、わたし達の筋肉や内臓など体の組織を作っています。


「プロテイン」=「たんぱく質」ですよね。
だからアスリートは筋肉を作る、維持するために運動後にプロテインを摂取するのですね。

ちなみに「ソイプロテイン」は、大豆由来のタンパク質ということです。

わたしはホエイプロテインですけどね。


この、わたし達にとってとっても大切な「たんぱく質」については、長くなるので別の機会にお話しますが、

バストアッパーにとって気になるのが大豆に含まれる「イソフラボン」ですよね。


豆乳を飲み続けてバストアップした。

という情報はあちらこちらにありますけど、豆乳がバストアップに効果的だと言われているのは、豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」の効果なのです。

 

大豆イソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」と分子構造が似ているためエストロゲンに似た作用を生じさせる働きがあります。


いわゆる「植物性エストロゲン」と言われるのはそのためです。


正確には「大豆イソフラボン(ダイゼイン)」から糖が外れた状態である「大豆イソフラボンアグリコン」が「エストロゲン」と分子構造が似ているのですけどね。


ご存知の通り「エストロゲン」は第二次性徴の発現や生理、女性らしい体型を作るなどに深く関与しています。

更年期障害、最近では若年性更年期障害もよく耳にしますが、特に更年期になると女性ホルモンの分泌量が急激に減るため、さまざまな不調に見舞われます。


不安・イライラ、めまい、耳鳴り、ほてり、多汗、不眠、頭痛、動悸、息切れなどなど。


女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」が、骨や血管、肌などへの働きかけが大きく、また自律神経にも作用しているので、このホルモンの減少によってあらゆる所に不調が生じるわけですね。


それを補ってくれるのが「植物性女性ホルモン」と言われる「イソフラボン」なのです。

最近ではイソフラボンのサプリなんかもたくさん販売されています。

イソフラボンのバストアップサプリもありますよね。

納豆

 

イソフラボンサプリを飲んでも効果がない

更年期障害など、エストロゲンの欠乏に悩む方は「イソフラボンサプリ」を飲む方も多いですよね。


また、バストアップを目指されている方もイソフラボンやプエラリアサプリを摂っている方も多くいらっしゃいます。

でも、なかなかバストアップ効果が出ない。

 

これはなぜでしょうか?


これを知るためには、大豆を摂取した際に体内でイソフラボンがどのような変化を起こすのかを知る必要があります。


大豆を摂取すると大豆イソフラボンは、腸内で15種類程度の細菌によって「エクオール」という物質に変化します。

この腸内細菌を「エクオール産生菌」と言います。


そして、大豆イソフラボンが「エクオール」に変化しないと「大豆イソフラボン(ダイゼイン)」のまま吸収されます。


ソフラボンサプリを飲んでも、更年期障害の改善やバストアップ効果が出る人と出ない人がいるのは、大豆イソフラボンが腸内でエクオールに変換されるかされないかの違いも大きいようです。


つまり「エクオールをつくれる人」「エクオールをつくれない人」がいるわけです。

エクオールが作れない

 

エクオールとは?

大豆イソフラボンが、腸内細菌のひとつ「エクオール産生菌」により変換され、女性ホルモンに似た働きをする物質に生まれ変わる。

ちまたではスーパーイソフラボンと言われているのがエクオールです。

女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする成分なのです。

つまり、この女性ホルモン様作用によって更年期症状の緩和や骨密度の維持に対して効果があるとされています。

具体的には「エストロゲン様作用」「抗酸化作用」「抗エストロゲン作用」「抗アンドロゲン作用」となります。

エストロゲン様作用

これは前述した通り、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」に似た作用をするということです。

エストロゲンが少ない方は平坦な道がデコボコしている状態だと考えてください。

エクオールが産生されると、エストロゲン受容体(レセプターと言います)に入って、その穴を埋めている状態になります。

エストロゲンは骨や血管、皮膚などを守る働きがあります。

つまりアンチエイジング作用があるわけですね。

エクオールとお肌の関係

2つの女性ホルモンのうち「エストロゲン」は、女性らしさを作るホルモンです。

エストロゲンは、肌の弾力や潤いを保つ「エラスチン」というコラーゲン繊維を支える役割を担っています。

ミドルエイジになると、エストロゲンの分泌量は激減し、そのために肌が乾燥しシワやたるみが引き起こされます。

エクオールと肌機能

画像引用元:ヘルスケアシステムズ

上図は閉経後5年未満の方を対象とした、エクオールサプリを12週間に渡り毎日摂取したときの肌機能試験です。

ご覧のようにエクオールを摂取した人のシワ面積率が減ったという結果が報告されています。

 

エクオールと骨密度の関係

女性は男性よりも「骨粗鬆症」になる確率が圧倒的に高いです。

その原因は「女性ホルモン」にあります。

更年期になり女性ホルモンが減少すると、1年に2%もの骨量が減っていきます。

これは、女性ホルモンの分泌量の低下により骨からカルシウムが溶け出すためです。

エクオールと骨密度

画像引用元:ヘルスケアシステムズ

 

エクオールと更年期症状の関係 

前述したように、大豆イソフラボンを摂取しても、腸内細菌のひとつ「エクオール産生菌」を作れる人と作れない人がいます。


更年期症状との関係は、エクオール産生菌が腸内にいる人の方が軽い。


これが結論です。

ただ、大豆イソフラボンやエクオールは、体内に吸収されると1日~2日で尿に排泄されるらしいので、エクオールと作れる人も食べないとダメなわけです。

エクオールと更年期障害画像引用元:ヘルスケアシステムズ

 

エクオールとバストアップの関係

詳しくは別記事で書きたいとは思いますが、エクオールは女性ホルモン様作用があるため、腸内にエクオール産生菌がいる人の方が有利なのは間違いないと思います。


では、AAカップからGカップまでバストアップした「桜の体内にエクオール産生菌がいるのか?」


ということは皆さん気になりますよね(笑)

これについては後日書きます。お楽しみに♪

 

抗酸化作用

抗酸化作用については、美意識の高い桜の読者さんであれば、大抵の方はご存知かと思いますが念のためおさらいしておきますね。


「抗酸化作用」とは、わたし達の体の酸化を防ぐという作用です。


わたし達は、空気を吸って、食事をして生活していますよね。

例えば、空気には約20%程度の酸素が含まれているわけですし、酵素がないと人間の生命維持機能は得られません。

でも、酸素や食事などを通して体内に入った酵素は全てが消費されるわけではありません。

使われなかった酵素は『酸化』します。


いわゆる「錆」です。


鉄がさびつく状態を考えるとわかりやすいかと思うのですが、鉄って雨にあたると錆ますよね。

それを放置していると、どんどんどんどん錆が広がっていきます。


酵素が酸化するということは、体内が錆つくということです。


その結果、糖尿病や高脂血症など、いわゆる「生活習慣病」になっちゃうわけです。

また、美容面でも白髪やシワ、シミなど老化する速度がスピードアップします。


なので、体内の酵素をなるべく酸化させないようにする必要があるのです。

結論から言えば、前述した「肌機能の試験」でもわかるようにエクオールには抗酸化作用があるわけですね。

 

抗エストロゲン作用

女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」。

エストロゲンがあるからこそ、女性らしい体型になったり、肌や髪が艶々になったりするわけです。

なのでエストロゲンがどんどん分泌されたらハッピー!!

とみんな思います。

でも、実はそれによる弊害もあるんですね。


例えば、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンのバランスが崩れ、エストロゲン過多になると生理不順など、ッ女性特有の不調が起きます。


また、エストロゲンが過剰に分泌している女性は、乳がんリスクが高まると言われています。


女性の乳房には「乳管」という乳腺組織の一部である「小葉」を繋いでいるものです。

この乳管はエストロゲンの影響を受けやすいと言われています。

エクオールは、女性ホルモン様作用とともに、過剰なエストロゲンの働きを抑える効果があるとされています。


つまり、乳がんリスクを抑える効果が期待されているということですね。

 

抗アンドロゲン作用

アンドロゲンは男性ホルモンです。

アンドロゲンが過剰に分泌されると、いわゆる「ハゲ」のような脱毛減少や前立腺がんなどに作用すると言われています。

この過剰なアンドロゲンの分泌を抑制する作用もエクオールにはあるとされています。

女性らしい体型とエクオール

 

エクオールをつくれる人、つくれない人

ここまで説明してきたように、エクオールは特にわたし達女性の美と健康の維持、向上にとって不可欠な存在と言えると思います。

でも、実は大豆イソフラボンからエクオールに変換できる人は、日本人の約50%しかいません。

日本人の半分の方は、なんと!エクオールが生成できない!!


つまり豆乳を飲んだり、納豆を食べたりしてもエクオール産生菌が腸内にいないので、エクオールに変わらない。


だから効果が薄い


という方程式が成り立ちませんか??

 

エクオールをつくれる人

エクオールを作れる人

エクオールが作れる人は、大豆を摂取した場合、腸内でエクオール産生菌によってエクオールに変わります。

 

エクオールを作れない人

エクオールが作れない人は、大豆を摂取しても大豆イソフラボンは大豆イソフラボンのまま吸収されます。



エクオールが作れる日本人は半数程度しかいませんが、年々エクオール産生菌者が減っているようです。

年齢別エクオール産生者比率

画像引用元:ヘルスケアシステムズ

なぜ若年層でエクオール産生者比率が下がっているかというと、まだまだわかっていない事も多いようなのですが、食生活の変化にあると言われています。

エクオール産生菌を維持するためには、日々の食生活の中で大豆を積極的に摂りいれることが大切なようです。

 

エクオールの検査

さて、ここまで見てきて「果たしてわたしはエクオールが作れているのか?」

って、不安に駆られた方も少なくないのではないでしょうか??


エクオールが作れていなければ、大豆を摂っても意味がないのではないか?


不安な方はエクオールが作れているか作れていないかの検査が可能です。


実は、わたしもエクオール検査をやってみました。

 

 

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