先日の元モデル「のんのんさん」の記事でもありましたが、
産後のママが悩むバストの問題について少し書きたいと思います。
産後ママが悩むバストの状態と言えば、
- 卒乳/断乳後に胸が垂れる。
- 卒乳/断乳後に胸が小さくなる。
- 卒乳/断乳後に胸がしぼむ。
- 卒乳/断乳後にバストトップが伸びて垂れたり、乳輪がしわしわになる。
といったところだと思います。
産後、というか授乳後の胸って、「小さくなった」というよりも「しぼんだ」という印象です。
巨乳だった友人が出産、断乳後に「胸が小さくなったな」って印象を抱いたことをある方も多いかもしれません。
では、なぜ卒乳、断乳したら胸はしぼむのでしょうか?
卒乳・断乳後に胸がしぼむ、胸が小さくなる原因
妊娠、出産すると胸がひと回りも ふた回りも大きくなりますよね。
今までちっぱいに悩んでいた方が、胸のハリを感じたり、実際に大きくなった胸を見て嬉しくなったという話はよく耳にします。
でも、卒乳/断乳した途端、これまでの膨らみが嘘みたいに小さくなります。
更に妊娠する前よりも一段と小さくなり、しぼんでしまって何年も年をとったみたいになる人もいます。
乳腺の衰えによる胸のしぼみ
バストは、概ね「脂肪と乳腺」から出来ていると言えます。
脂肪が90%で、乳腺が10%。
もちろん筋肉や靭帯、血管や皮膚などからバストの形成を担っていますが、
簡単に言えば、乳腺と脂肪です。
乳腺の大きさや量は人によって個人差があります。
乳腺の量が多い人ほど胸が大きく、ひとつひとつの乳腺が大きいほど胸のハリがあります。
いわゆる「乳腺質」「脂肪質」という分類です。
欧米人は乳腺質、アジア人は脂肪質と一般的には言われていますよね。
話を元に戻します。
妊娠すると乳腺は発達し大きくなります。
これは授乳するために母乳を生成する『プロラクチン』というホルモンの分泌が活発化するためです。
乳腺の量に比例してその周りに脂肪がつくので、胸は大きくなります。
出産後も母乳で育てている人は、赤ちゃんに母乳を与え、それを補充するために乳腺の働きが活発になります。
赤ちゃんがおっぱいを吸うために、本能的に母乳を生成する必要があると脳が認識するわけです。
そして、卒乳/断乳した後のバストは、乳腺がその役割を終えたかのように小さくなります。
「母乳を作る」という仕事をする必要がなくなったためです。
加えて、妊娠、出産、育児によるストレスなどにより女性ホルモンのバランスが乱れやすくなります。
そんなこんなが「卒乳/断乳後のバストのしぼみ」の原因のひとつとなります。
クーパー靭帯と胸の皮膚の弛緩
胸の中身は「脂肪」と「乳腺」ですが、そのバストの中身を引き上げ、支えているのは「クーパー靭帯」と「皮膚」です。
妊娠して、プロラクチンが大量に分泌されると胸は大きくなります。
それに伴って皮膚も伸びていきます。
一方、内側では胸を支えるクーパー靭帯が重くなったバストを支えようと必死に抵抗します。
でも、重さを支えるためにクーパー靭帯は切れたり、伸びたりするわけです。
一度切れた靭帯は元には戻りません。
伸びた靭帯は多少は回復するかもしれませんが、元通りにはならないのです。
皮膚も同じで、妊娠してお腹が大きくなり妊娠線が出来て、皮膚に亀裂が入るのも同じ理屈です。
出産後お腹の大きさは元に戻っても亀裂は元に戻りにくいですよね。
伸びた皮膚は、ハリを失い小さくなったバストを纏います。
だから、卒乳/断乳した後の胸は、更に貧祖に年齢を重ねたような姿になってしまうのです。
では、このようにしぼみ、情けない姿になってしまった胸を取り戻すことは可能なのでしょうか?
卒乳/断乳後の胸のしぼみは元に戻るのか?
結論から言えば、「産後(卒乳後/断乳後)に小さくなったバストを以前より大きくする」ことは間違いなくできます!!
ただ、当然のことながら体質や年齢、環境、元々のバストのサイズなどにも左右されるし個人差はあります。
あくまでも主観ですが、
元々豊満なバストを持っていた方よりも、貧乳の方の方が授乳後のバストアップは叶いやすいかもしれません。
※ ↑彼女は出産経験はありませんが乳腺が育って巨乳になった最たる例です。
まず前提として、バストアップには「乳腺の発達」が不可欠なのですが、
『妊娠~出産~授乳~断乳』し、乳腺が萎んだからと言って、その後の乳腺が発達しないことはないためです。
実際に、卒乳/断乳してから、バストアップを目指し、桜の乳腺レポートをやって3カップも4カップもバストアップした読者さんはたくさんいらっしゃいます。
あきらめたら、それ以上は望めませんが、あきらめなければ可能性は大いにあるということです。
お子様のために萎んだバスト。
諦めていたバストアップ。
決してあきらめちゃダメですょ!!