急に暖かくなってきたので、みんな薄着の季節を意識しだしたのか、ダイエットに関するLINEが増えています。
「ダイエットで効果的な運動」と言えばランやウォーキング、プールなど、エアロビックな有酸素運動が定番ですよね♪
でも、痩せるための手っ取り早い方法として、有酸素運動に過剰な期待を寄せるのはNGです!!
ダイエットで有酸素運動を過信してはいけない理由
実は、有酸素運動のエネルギー消費はそれほど大きなものではありません。
わたしは1日おきに1時間ほど早朝ウォーキングをしていますが、エネルギー消費ってせいぜい150キロカロリー程度なのです。
わたしがウォーキングをしているのは、ダイエット目的ではなく他の理由があります。
(それはこれまでも書いてきた通りですね。)
では、その「有酸素運動のエネルギー消費が大きくない」という理由について解説します。
1時間のウォーキングで150キロカロリーを消費したとします。
その半分が脂肪だとしても、1日に75キロカロリーしか脂肪は消費できません。
75キロカロリーの脂肪とは、重さで言えばわずか10gあればいいところです。
つまり、1kg減らそうと思ったら毎日1時間のウォーキングで100日。
なんと!3ヶ月超もかかる計算になります。
もちろん、これはウォーキングだけでダイエットしたケースなので、実際は摂取カロリーやそもそもの基礎代謝力に左右されます。
でも、
「有酸素運動=ダイエットに効果的」という考えは捨て去るべきです。
バストアップやダイエットもそうですけど、理想的な体に近づけるためにボディメイクしていく上で「食事」「運動」は欠かせません。
どちらかだけに注力し、他方が欠けている状況では残念ながら叶いません。
「ダイエットしたい!」という方や、逆に「太りたい」という方はもっとそれが顕著に表れます。
小学生の甥がサッカーをしていて、クラブからは「食え!食え!」と指導されます。
合宿などに行くと半端ない量が出てきて、食の細い甥は辛いようですが、これもやっぱり「体をつくる」ためには「食」はすごく大切であり基本だからなんですね。
ボディメイクでも同じで、彼らのようにスポーツで強くなるために幼少期に体を大きくするためということが主目的ではありませんが、人間は食べている量や栄養の質によって体が作られることに変わりありません。
今日は「食」ではなく、「運動」にフォーカスした記事なので運動面を掘り下げます。
「有酸素運動で脂肪が減る」ことは事実ですが、例えば「3時間歩いた、走った」からといって、脂肪がごっそり減るわけではありません。
毎日、最寄駅よりひとつ先の駅まで歩くとか、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使うなどはとても良いことですし、わたしも積極的にやっています。
でも、ダイエットの効率面から言えば決して「良い」とは言えません。
これは「健康」を目的として行なうということなわけです。
だから、「意識して歩いていたり、階段を利用しているから痩せるのか」と言えば違いますよね。 加齢とともに痩せにくくなります。
残念ながら、これだけではせいぜい「現状維持」がいい所です。
脂肪を減らしたいのなら、「有酸素運動」と「無酸素運動」の組合せた方がはるかに効率的です。
ダイエットとバストアップは「脂肪を減らしたい」「脂肪をつけたい」ということで、相反しますが実はバストアップにもこの組み合わせが良いです。
詳しくはまた書きます。
有酸素運動と無酸素運動の順番によって脂肪代謝は異なる
ウォーキングのような「有酸素運動」と、筋トレのような「無酸素運動」。
ジムでも自宅でもどちらも出来ますけど、実はその順番が大切なのです。
ジムに行って、まずランをしてから筋トレをするという人がいます。
でも、これはやってはいけませんww
筋トレしてから有酸素運動。
この順番がすごく大切なんです。
筋トレ→有酸素運動
という順番で運動した場合、脂肪の代謝は格段に上がることがわかっています。
筋トレをすると、成長ホルモンや交感神経の分泌を促すわけですが、
有酸素運動→筋トレ
という順番では、ホルモンの分泌が起こりにくいのです。
つまり、脂肪も分解されにくくなるわけです。
なので、筋肉をつけたいと筋トレをしても、成長ホルモンの分泌が少ないために筋トレの効果が出にくいわけです。
成長ホルモンによる脂肪の分解効果ももちろん低下します。
ちなみに「脂肪を減らす」ということを目的にした筋トレでは、やっぱり「足、胸、尻、背中」など、大きな筋肉を鍛えるのが効果的です。
特に下半身の筋肉は、上半身の筋肉よりも大きいので下半身中心にすることが大切なんですね。
大きな筋肉ほど、ホルモンの分泌や交感神経を活性化して、脂肪を分解する効果があることがわかっています。
こういった事を考えると、ダイエットには筋トレをして大きな筋肉を鍛えたあとで、ランニングやプールなどエアロビックな運動をすることが最も効率が良いと言えます。
きっとみんなが不思議だと思うのは、
「バストアップも下半身を鍛えるのが必須」だってことではないでしょうか?(笑)
ムフフ。
でも実は、それはそれで理論的に成り立っているのです。
詳しくは桜のレポート「バストアップのための脚痩せ法」を見てね♪